私が小さい頃、日曜日の夜7時からのアニメは、ずっと見ていました。記憶にあるのは、「グレンダイザー」からです。「グレンダイザー」も好きでした。次の「ダンガードA」は、途中で見るのをやめてしまいました。たしか、主人公が特訓されて、くるくる回っていたのは、覚えていますが、なんだかいじめられているような感じがして、嫌になってしまったのです。ですから、しばらくは、この放送枠のアニメからは、離れていました。
そして、しばらくして、新聞テレビ欄を見ると、この時間枠の番組に「新」のマークがついていました。新番組の始まりということです。これが、「SF西遊記スタージンガー」でした。第1話を見たときから、気に入ったと思います。最終回まで、完璧に見ました。
途中からは、カセットテープに録音をはじめました。何度も何度も、繰り返して聴きました。そのため、何本かのテープをだめにしています。
それから、数ヵ月後、我が家にもビデオデッキがやって来ました。テープに録音していた時、「映像ごと、保存できる機械があればいいのに。」と思っていました。ビデオデッキという機械の存在自体を知らなかったのです。ビデオが家に来た時には、本当に嬉しかったです。ビデオで初めて「スタージンガー」を録画したのが、第68話「許せない小悪魔」です。ここから、最終回(第73話)までは、ビデオに録画しました。
「スタージンガー」も最終回を迎えて、「おわり」の文字を見たときには、本当に悲しかったです。最終回は、8月26日でした。ちょうど、毎朝、ラジオ体操で、公園に集まっていた時期でした。最終回の翌日、公園で、ぼんやりしていたのを、今でも覚えています。
最終回のビデオテープは、大切に保存しておこうと思っていたのですが、私が出かけた時に、上からかぶせるように、何かが録画セットされていることに、出かけ先で気づきました。この時は、家に電話して、スタージンガーを消さないように、お願いしようと思ったのですが、結局しませんでした。この時も、ものすごく悲しかったです。
それから、再放送されるのを、待ちましたが、なかなかされませんでした。私にとって、1回目の再放送が、中学生の時で、次が20代の時です。20代の時には、また「スタージンガー」を、テレビで見られるとは思っていませんでしたので、感激しました。
それから数年後、DVDが普及してきて、昔のアニメも次々にDVD化されていきました。スタージンガーは、DVDにならないのかな、と思う日々でした。そして、ようやく今年(2008年)、DVDが発売になりました。
DVDを見ていると、小さい頃に、夢中になっていた頃の記憶が甦ってきました。「スタージンガー」への想いを、書き残しておきたいという気持ちになりました。
Amazon.co.jpにも、カスタマーレビューを書きました。DVD-BOX1の感想はこちらです。
自分の気持ちを整理するためにも、ここに、もっと細かく、「スタージンガー」の感想を書きとめておこうと思います。
アニメのDVDを買う方は、小さい頃に見ていて、好きだった方がほとんどだと思いますが、今まで見たことがない方にも、見たいな、と思っていただけたら、嬉しいです。