第41話から第45話

第41話「大追跡!姫を救出せよ」

 第41話は、ベラミスは、クーゴたちの目をすりぬけて、クイーンコスモス号を発進させますが、ギューマ軍団の攻撃を受けてしまいます。

 ベラミスは、オーロラ姫の首飾りを使って、クーゴたちに罠をしかけます。あれは、姫の首飾りだったのかと、この回を見て、初めて分かりました。

 クーゴたちが、姫を探している時ですが、ハッカが一番弱気でしたね。ハッカは、いつも脳天気な感じで、いつも笑わせてくれていますので、こういう時も、一番楽観的なのかと思っていました。少し意外でした。

 それにしても、クイーンラセツは、本当に手ごわいな、と思います。敵さんは、チームワークが悪いですから、クーゴたちは、助かることが多いですが、もしもチームワークよく来られたら、危ないだろうな、とよく思っていました。


(第41話のタイトルコール 富山敬) 

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第42話「黒い栄光に散った男」

 第42話は、ギューマ軍団のキャプテン・ゴリオスが発明した隕石型マシンに、クイーンコスモス号が吸い込まれてしまう話です。

 ゴリオスは、ベラミスと戦った後に、「女と思って甘く見たのがまずかった。」と言い、ベラミスは怒っていましたが、ベラミスを見て、女だと思わなかったのは、クーゴとハッカだけなのでしょうか。

 ゴリオスは、クイーンコスモス号を吸い込むまでは良かったですが、スタークローまで吸い込んだのは、失敗ですよね。スタークローを吸い込まなければ、クーゴは、隕石型マシンを見かけても、すぐにはどうしていいか、分からなかったと思います。

 見ながら、「どうしてスタークローを吸い込むんだ。」と思ってしまいました。

 キャプテン・ゴリオスの声は、山田俊司さんです。山田俊司さんは、スタージンガーの中で、いくつかの役を演じられていますが、いまひとつさえない役が多いですよね。ゴリオスも、科学者としては優秀と言われつつ、でも最期を見ると、とてもかっこいいというものではなかったですから。

(第42話のタイトルコール 富田耕生) 

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第43話「愛をこめて姫を撃て!」

 第43話は、オーロラ姫が、ロケットに乗せられて、ラセツ軍団にさらわれそうになった時に、ジョーゴが姫を撃つお話です。

 私は、この回はかなり好きです。小学生の頃に、録音したテープを聞いていましたが、冒頭の電波望遠鏡システムが、カラカラとまわる金属音が、今でも印象に残っています。何度も繰り返し聞いた証拠だと思います。

 小学生の時に見たときには、やはりオーロラ姫を、ジョーゴが撃ったことには、本当に驚きました。でも、オーロラ姫が死んでしまうと、アニメが終わってしまいますので、どんな種明かしがあるのだろう、と思いながら見ていました。

 撃ったように見えるけれども、実際には撃っていないのかな、とか思いました。でも、ベラミスがやって来て、「心臓が止まっている。」と言いますから、それはありえません。普通は、心臓が止まっているということは、死んだということですから。

 どういうことなんだろう、という想いが頭の中をくるくるとまわっていました。そして、「一時的に脈を止める冷凍麻酔銃を撃った。心臓は1時間もすれば、動き出す。」と聞いた時には、「こんなことができるんだ。」と、本当にびっくりしてしまいました。

 でも、子供の頃は、ベラミスが「味方と頼る男に撃たれて、こんな荒地に若い命を散らす。オーロラ姫、これがあなたの運命だったのか。」と言ったセリフの意味は、分かっていなかったと思います。このセリフや、最後の「オーロラへの深い愛を見抜けなかった私の負けだ。オーロラ姫、あなたは何という幸せな。」という言葉の意味が分かったのは、20代に見た時でした。

 クーゴは、ジョーゴが姫を撃とうとした時に、止めようとしますが、ジョーゴに「俺を信じてくれ。」と言われて、ひきさがります。この時には、どういう心境だったのでしょう。ジョーゴは、本当に撃ってしまいます。

 ハッカが、ジョーゴを殴ろうとした時にも、クーゴは止めませんでした。クーゴも、ジョーゴを殴りたい心境だったのでしょうか。それとも、姫の心臓が止まって、何も考えられない状態だったのでしょうか。心の奥底では、ジョーゴが姫を殺すはずがない、と考えていたとは、思いますが。

 この後、ジョーゴは、「クーゴ、あの時、お前が信じてくれなかったら、姫を撃つのをじゃましていたら、今頃姫は。礼を言うぜ、クーゴ。」と言い、クーゴは、「いや、俺の方こそ。」と言います。このクーゴの「いや、俺の方こそ。」の声が、とても優しい感じで、私は、大好きなのです。

 ジョーゴが撃つ時に、もしもハッカが元気で動ける状態なら、ハッカは、絶対にジョーゴが撃つのをじゃましていたと思いますから、ハッカを動けない状態にしていた脚本も、うまいな、と思いました。

 この回では、冒頭のクーゴのセリフも、とても良かったと思います。SOS信号が来た時の言葉です。「優しい気持ちをなくしたら、おれたち生きてる資格なんてないぜ。」「姫、俺にもわかってきたぜ。人のためにつくすってことが、どんなに素晴らしいか。」

 これらは、とても印象に残るセリフだと思いますが、なにぶん、後半で、オーロラ姫が撃たれたことがショッキングすぎて、前半のこのセリフが、頭の中からふっとんでしまいました。 

(第43話のタイトルコール 石丸博也) 

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第44話「赤い砂漠の誓い」

 第44話は、クイーンコスモス号が入り込んだ赤い粒子の星雲は、クイーンラセツからのビームで、変貌し、プラズマを放射しはじめ、クーゴたちが非常に苦労する回です。

 この回は、キティ博士と連絡を取り合って、解決しますが、キティ博士がいなかったら、どうなっていただろうと、思うような回ですね。

 「友情は、武器よりも強し。」という言葉が久しぶりに出ました。改めて聞くと、いい言葉ですね。私が小学生の頃は、友情をテーマにした映画を皆で、講堂で見るということをしていたのですが、今はそういうことは、しないのでしょうか。学校の中で、物騒な事件がよくおこりますね。


(第44話のタイトルコール 富山敬) 

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第45話「戦場に響く子守歌」

 第45話は、クイーンコスモス号は、攻撃されて、ラブリー星に着陸します。ラブリー星は、ラセツ星の食料をつくってくれている星でした。

 この回は、タイトルコールの時から、バックにかかる音楽の雰囲気がいつもと違いました。

 少年キュートは、声が内海敏彦さんですね。世界名作劇場の「あらいぐまラスカル」で、スターリングの声を演じていた方ですね。スターリングと全然声が違うな、と思いました。

 このキュート少年が、ミューズルにかかっていたので、それを助けるために、クーゴがアイズノーを取りに、遠くの星に行きます。そして、助かります。

 この時、ジョーゴが「クーゴ、ありがとうよ。」と言い、クーゴが「俺だけでやったんじゃねえよ。」と返します。こういうことを言えるクーゴは、すごいですね。ジョーゴも、いつも優しいと思います。

 最後のオーロラ姫の「あなたもみんなのやさしい愛につつまれながら、強く生きてください。」もとても良かったです。

 この回は、子守歌に想い出がある方なら、もっと思い入れの強い回だと思います。私は、それほど子守歌自体に思い出がありませんので、こんな感じの感想です。でも、戦いの時にも、子守歌が流れていて、いつもと雰囲気がガラッと違うところが、また魅力でした。


(第45話のタイトルコール 杉山佳寿子) 

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