第56話から第60話

第56話「激闘!クーゴ対ガイマ」

 第56話は、プリンスガイマが死んでしまう回です。

 この回で、私が一番好きなのは、ロボットがコスモス号を追いかけてきたときに、先へ進んだほうがいいと言うオーロラ姫を、クーゴたちが心配しますが、その時のオーロラ姫のセリフです。「大丈夫です。あなたたち3人がついててくれるんですもの。」姫の3人への信頼感が見えて、大好きです。

 冒頭のシーンで、落ちていくスペースシャーク号の中で、ギューマ軍団の人が「私たちが生きていれば、ギューマ王国を再建することが出来ます。」と言いますが、これはその通りだと思います。脱出させなかったプリンスガイマは、罪ですね。

 小学生の時に見ていた時、私がとても印象に残っていたのが、プリンスガイマを追いかけて行くクーゴを、オーロラ姫が引きとめようとするシーンです。モニターにうつるクーゴに、姫が一生懸命話しかけているシーンを、とてもよく覚えています。

 「ギャラクシーエネルギーは、愛です。愛を甦らせる旅だということを、忘れたのですか。」と、オーロラ姫が言います。この「ギャラクシーエネルギーは愛です。」というのは、この後、何回か出てくる言葉です。

 そして、クーゴとガイマが戦おうとしている時に、ベラミスが登場します。ベラミスがガイマと戦う姿を見て、クーゴが、「かっこいいね。俺は、どうなんだよ。」と言いますが、これが面白い感じで、私は好きでした。

 プリンスガイマの最後はあっけなかったですが、クーゴは、相手を殺さないとすると、ガイマは、こういう最期しかないですね。
 


(第56話のタイトルコール 富山敬) 

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第57話「幽霊モンスターの正体!」

 第57話は、クイーンコスモス号の中で、異常現象が発生します。それは、コズモエネルギーを消費するモンスターでした。

 私は、この回は、かなり好きです。ギララ星系に入ってからは、かなり厳しい戦いが続いていましたが、久しぶりに、ホッとさせるような面白い回だと思います。ほとんどが、コスモス号の中での話でしたので、4人の会話が多く、そのことにもとても満足しました。

 冒頭で、長い間ガスの中を飛んでいるので、ハッカは、「皆でトランプでもやろうじゃないの。」と言います。スタージンガーでは、トランプをするシーンが何回か登場していますが、遊びというと、トランプになりますかね。トランプだと、30年が経過した今見ても、古さを感じさせないですね。ボードゲームだと、やはりはやりすたりがありますから。

 小学生の時に、見ていた時には、この回は、化学反応の言葉が出てきていますので、難しさも少し感じていたように思います。黄燐、赤燐、アンモニウム塩、や、黄燐は酸化しやすい、という話が出てきます。

 クーゴがジョーゴに、「念のため、姫のそばにいてくれ。」と言うと、姫が「私なら大丈夫です。」と言い、クーゴが、「それでねえ、いつも危なくなるんですよ。」と言います。この後、姫のセリフがありますが、クーゴのこのセリフは、本当にその通りだと思います。視聴者も、「そうだ。」と思ったのではないでしょうか。

 クーゴは、姫の部屋にモンスターが入り込んだことを知って、「こうなったら、少しぐらいコスモス号をぶっ壊しても。」と、アストロボーを使おうとしますが、ジョーゴがとめます。いくらなんでも、コスモス号の船内で、アストロボーを使ったら大変です。修理をすると言っても、大変な修理になるでしょう。

 この回には、冒頭と最後に、「どうでもいいけど、怖い顔ですねえ、姫。」というセリフが出てきますが、このあたりも楽しい感じで、とても好きです。

(第57話のタイトルコール 富田耕生) 

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第58話「幻の女王エドラ」

 第58話は、クーゴたちが、幻の大王星を見せられてしまいます。

 この回を見て思ったのは、コスモス号は、大王星をめざしていますが、大王星がどんな星かということは、行ってみないと分からないのだな、ということでした。宇宙座標でどこということはわかっているのでしょうけれど、コンピューターが作動しない状況では、分からないのですね。そのことを、この回を見て実感しました。

 ジョーゴは、壊れたコンピューターを修理しようとしますが、なかなかなおらず、思わず、道具を投げつけてしまいます。この時、声をかけたクーゴの言葉がやさしくて、好きでした。

 結局、姫たちは、偽の大王星に降り立ちます。この時に、4人のそれぞれのふるさとの風景を見せられます。人間、心にあるふるさとを見せられると、油断してしまうのだな、としみじみと思いました。

 この星の人たちは、ギューマ軍団の配下に入りたくないと、戦っていたそうですが、そういう星もあったのだと感心しました。

 でも、エドラは、「命を奪ってでも、ギャラクシーエネルギーを手に入れる。」と言っていましたが、オーロラ姫の命を奪ったら、ギャラクシーエネルギーは手に入らなくなってしまいますよね。

 オーロラ姫が、クーゴたちの助けが来る前に、自分のギャラクシーエネルギーで、エドラの顔の傷をなおしたシーンは、とても好きです。オーロラ姫に力があることを見せるシーンだからです。

(第58話のタイトルコール 杉山佳寿子) 

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第59話「古代遊星の謎」

 第59話は、ある星から、クイーンコスモス号にSOSが届き、クーゴがその星に向かいます。

 私は、小学生の頃は、この回は、それほど好きではありませんでした。でも、今見ると、クーゴとベラミスのシーンがたくさんで、楽しめる回だな、と思うようになりました。

 私が一番感心したのは、クーゴが、コスモス号に連絡をとって、「ジョーゴ、コンピューターにかけてくれ。」と言って、話し始めるシーンです。これだけ短時間で、状況を的確にまとめて、話ができるクーゴがすごいと思ったのです。

 それにしても、この頃のコンピューターの表現は、本当に巨大ですね。重力や気象をコントロールできるコンピューターというと、これぐらい巨大になるのでしょうか。

 最後のシーンで、クーゴがベラミスに握手を求めますが、それをベラミスは拒否します。拒否することはないのに、と私は思いました。


(第59話のタイトルコール 石丸博也) 

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第60話「来るか!地球最後の日」

 第60話は、オーロラ姫がキティ博士と通信中に、地球の異常に気づき、クーゴが地球の様子を見に、地球へ向かいます。

 本放送で見ていたとき、まさか、コスモス号が、地球からかなり離れたこの時期に、クーゴが地球へ向かうとは、予想もしませんでした。「いくらなんでも遠すぎる。」と思いました。それをオーロラ姫が、クーゴに地球に行ってくれるように、お願いするとは驚きでした。

 クーゴが、オーロラ姫の額にキスするシーンは、名シーンですね。

 クーゴが発進しようとした時に、ジョーゴがやってきて、ふたりが会話を交わしますが、それが、地球まで行くということが、どれだけ大変かということを、感じさせます。スタークローに乗ったクーゴが手を振るシーンも、好きです。

 クーゴは、クローベルトにワープをかさねます。「体がこなごなにちがれそうだ。」と、とても苦しそうです。こんな想いをしてまで、姫の気持ちに応えてあげようとするクーゴが、素敵に見えました。

 地球では、地球の異常気象のニュースが流れています。恐竜まで出てきています。本放送当時は、異常気象なんて、架空のことだというふうに見ていましたが、30年経過した今、恐竜が出現することはありえないとしても、異常気象はたしかに起こってきています。

 この回は、キティ博士の研究所にどんどんと危険がせまって、ハラハラしながら見ていました。

 ドッジ助教授が、クーゴに、「よく来てくれた。わしは嬉しいぞ。」と迎えるシーンは、とても好きです。

 次回予告の「キティ博士、ご無事で。」という声も、とても好きです。


(第60話のタイトルコール 富田耕生) 

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