第21話から第25話

第21話「敬礼!泥んこの英雄」

 第21話は、地底に住んでいるモンスター、アリンゴを、ハッカが一生懸命、助けようとする回です。

 冒頭の、詩を読んでいるハッカに、反応するクーゴとのやりとりが、好きです。クーゴが、ハッカに、「姫のそばから、離れられないくせに。」と言いますが、クーゴ自身の気持ちそのものですね。

 ハッカが、地底生物を嫌うルーゲン隊長に、「住んでいるところで、差別するなんて良くないぞ。」と言いますが、さりげなく、メッセージ性のあるセリフを言っているな、と思いました。

 ハッカが、一生懸命、アリンゴを助けようとしているのには、心うたれるものがありました。結局、アリンゴは、助かりませんでした。オーロラ姫が、ハッカに、「できるだけのことは、やったのです。」と言ってあげたのも、良かったです。


(第21話のタイトルコール 石丸博也)

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第22話「涙よ!流れ星となれ」

 第22話は、クーゴが、少女が乗った宇宙船を攻撃し、普通の木の実をアストロザンダーで破壊し、そして少女を撃とうとしたため、オーロラ姫から「クイーンコスモス号を降りてください。」と言われる回です。

 私は、この文章を書くために、改めてDVDを見返していますが、この回は、正直なところ見るのをとばそうかと思ったくらいです。理由は、もちろんクーゴが気の毒すぎるからです。

 クーゴが、「クイーンコスモス号を降りてください。」と姫から言われた時に、首をふるシーンと、オーロラ姫が手を交差させようとした時に、ハッとした表情を見せるところには、見ていて泣けてきます。

 そして、クーゴは、「姫のためなら」を涙を流しながら歌いつつ、コスモス号を去っていきます。この歌が、この回の冒頭で、皆で楽しく「姫のためなら」を歌っていたのと、対比がきいているな、とは思いましたが、とにかくこの回は、悲しすぎます。多分もう今後、見ないのではないかな、と思います。
  


(第22話のタイトルコール 石丸博也)

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第23話「愛よ!銀河の彼方まで」

 第23話は、第22話でクーゴがとった行動の理由があきらかになります。それは、時間をとめて、行動することができるモンスターベムラのせいでした。

 この回は、スタージンガーの中で一番好きな回です。中学生の再放送の時には、ビデオがありましたので、録画していて、何回見たか分からないぐらいです。DVDを買ってからも、20回くらいは、見ています。ですから、「愛よ!銀河の彼方まで」というタイトルコールがある時に、流れているバックミュージックは、ものすごく印象に残っています。他のシーンにこの音楽が流れていても、反応してしまうのです。

 小学生の頃に見ていた時には、「時間を止めて動くなんて、そんなことができるんだ。」と感心していました。そして、そのことをキティ博士が分かるのは、博士ですから、当然としても、ジョーゴが、自分でこのからくりに気がついたことにも、もっと感心しました。ジョーゴってすごいんだな、と心から思いました。
 
 中学生に見ていた時には、少女とロボットがすりかわった絵をすごく見たいな、と思っていました。

 キティ博士の「神様、初めてあなたに祈ります。」のセリフも、とても印象に残っています。

 そして、気持ちが一番盛り上がったのが、なんといっても、オーロラ姫がクーゴに連絡する方法を思いつくところです。「こんな方法があったんだ。」と大感激。そして、クーゴの「姫、今行くぞ、今すぐに。たのむぞ、スタークロー。エンジンが破裂するまでぶっとばすんだ。」の声は、最高に好きです。このセリフの部分だけでも、何回も聴きたいぐらいです。大興奮の場面です。

 そして、クーゴがコスモス号に戻ってから、クーゴと姫がキスしそうになるシーンですね。キスをとめられて、残念な気持ちもありますが、それよりも、クーゴが流していた涙の方が、私はとても印象に残りました。


(第23話のタイトルコール 杉山佳寿子)

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第24話「ウソつき星人は誰だ?」

 第24話は、クイーンコスモス号が、ポンポという少年に乗っ取られてしまう回です。

 冒頭で、クーゴ、ハッカ、ジョーゴが輪投げで遊んでいます。モンスターも輪投げのような武器(わなげカッター)を持っているところにかかっています。 

 愛の星と呼ばれていた星でしたが、実際には、戦車などがいっぱいで、クーゴが「何が愛の星だい。」と言います。

 シーンは戻りまして、ジョーゴが「コスモス号が、ハイジャックされた。」と言うと、ハッカが、「ジャックって何だ?」と聞きますが、私はこういう風に、子供向けの番組ですから、少し難しい言葉が出てくると、説明しようとしてくれているのが、好きです。


(第24話のタイトルコール 富山敬)

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第25話「甦ったギンギンマン」

 第25話は、ハッカが自分勝手に、キラキラと光っていたジュエル星に行って、そこにいた美女を助ける回です。でも、それは、ギンギンマンの手下のモンスターでした。

 この回のモンスター、バラランは、声が小原乃梨子さんです。私は、DVDを見て、初めて気が付きました。ベラミスの時とは、まったく違う声質です。

 この回は、オーロラ姫の登場がすごく遅いな、と思いました。いつ出てくるのだろうと思ったほどでした。それにしても、ハッカは、バラランを見て、「オーロラ姫とどっこいどっこいか。」などと言っていますが、そうかな、と思います。どういう感覚だろう、と思ってしまいますね。

 オーロラ姫がまじめな顔をして、「ハッカさんは、ときどきああいう病気になるのです。」なんて言うので、かえって笑えます。

 バラランが、「ハッカは、食べるか寝るかしかしないけれど、ギンギンマンは、やさしかった。」と言っていますが、どういうふうにやさしかったのかな、と思ってしまいました。

(第25話のタイトルコール 富田耕生)

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