第61話から第65話

第61話「発進!キティ研究所」

 第61話では、クーゴと、サイボーグ訓練所で一緒だったモーリが、一緒にモンスターと戦います。キティ博士は、ギャラクシーエネルギーを太陽に放射するために、太陽に向かって、発進します。

 この回の見せ場は、けがをしたモーリとクーゴの会話だと思います。モーリ役は、神谷明さんで、なんと豪華な声優さんの共演でしょう。モーリが、クーゴに、「自由なお前がうらやましかった。」と言い、クーゴが「はやく病院行こう。」と言いますが、ここのクーゴの声が優しくて、最高に好きです。

 その少し前のシーンで、クーゴが「俺は姫に、愛のために戦うことを教わったんだ。」と言うセリフがありますが、これは、本当にクーゴの成長ぶりを感じさせるセリフですね。

 最初の方のシーンで、クーゴが「俺にとっても、(キティ博士は)おふくろさんみたいなもんだ。」と言いますが、キティ博士は、何歳の設定なのかな、と思いました。かなり若く見えますよね。

 モーリがキティ博士のことを「絶対に死なせてはならない人なんだ。」と言いますが、こんな風に言われてみたいものだと思いました。

 
(第61話のタイトルコール 石丸博也) 

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第62話「海底惑星アテランテス」

 第62話では、コスモス号は、水に覆われている惑星に不時着し、オーロラ姫は捕らえられてしまいます。クーゴは、コスモス号を探して、地球から戻ります。

 クーゴは、コスモス号の位置が分からなくなったので、大急ぎで探すように、ドッジ助教授に言われて飛んでいますが、以前第23話でも、コスモス号の位置が分からなくなり、あわてふためいていた時とは、ずいぶん様子が違うな、と思いました。

 第23話では、コスモス号がいきなりワープさせられていましたが、今回はコスモス号は普通に飛んでいるので、けっこう落ち着いていたのでしょうか。

 オーロラ姫が裁判を受けていた場所は、スペインの闘牛場のようなイメージなのでしょうか。

 それにしても、前回の次回予告で、「お前らふたりがついていながら、何やってるんだ。」と言っていますが、私も同感です。

 オーロラ姫が水に沈められそうな時に、もしもクーゴが来てくれなかったら、姫は死んでいました。ハッカとジョーゴは、同じ星にいるのですから、もうちょっと何とかならなかったかと思います。クーゴが好きな私としては、クーゴが活躍してくれるのは嬉しいですが。

 クーゴが助けたオーロラ姫に「やつ(ギルス王子)が大事にしている場所を知りませんか。」と聞きますが、ポイントをついた質問だな、と感心していました。

 ギルス王子は、まったくいいところがない人でしたね。


(第62話のタイトルコール 富山敬) 

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第63話「宇宙の嵐を越えて!」

 第63話では、コスモス号は嵐を避けようとして、ある星に逃げ込みますが、その星は宇宙船のエネルギーを吸い取って生きている星でした。

 私は、この回は、かなり好きです。敵は、まったく言葉を発しませんが、生きている感じがよく出ていて、好きなのです。

 まず、クーゴがコスモス号を操縦していて、星に逃げ込みますが、吸い込まれたように感じたクーゴは、すぐにあたりを偵察に行きます。こういうところが、さすがだな、と思います。

 そして、クーゴが宇宙船の墓場を見つけて、ジョーゴを呼びます。そして、コスモス号もはやく脱出しないと、墓場行きだと気がつき、コスモス号で、脱出しようとしますが、うまくいきません。

 この時、ハッカが出て行きますが、こんなせっぱつまった時に、「姫にあいさつしてくるの忘れた。」と行って、コスモス号のコックピットに座っている姫に挨拶します。こういうところが、余裕がありすぎて、感心すると同時に、ちょっとあきれるぐらいです。でも、こういうちょっとぬけたような人は、必要だな、と思います。深刻になりすぎずにすみますから。

 結局、3人がまわりに壁を吹き飛ばして、コスモス号は脱出できます。これで、もう一件落着かと思いきや、こなごなになったその星がまたコスモス号を取り囲みます。

 この時の、オーロラ姫のセリフが名セリフだと思います。クーゴ「何て執念深いやつらなんだ。」オーロラ姫「生きるってそういうことなんですね。」

 そして、オーロラ姫は、ギャラクシーエネルギーで道をあけさせます。これが最高にかっこいいです。いよいよ次回は、大王星に到着です。


(第63話のタイトルコール 杉山佳寿子)

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第64話「飛べ!大王星めざして」

 第64話では、ついにクイーンコスモス号が大王星に到着します。そのまえに立ちはだかった光のモンスターを倒すため、ベラミスは命を落とします。

 コスモス号から、大王星が見えたときには、複雑な気持ちでした。やっとここまで来たな、という気持ちは、もちろん私にもありましたが、でも大王星に到着するということは、このアニメが終わってしまうということでもありますから。

 ここで、光のモンスターがコスモス号の行く手をはばみます。この時、クーゴが姫に「その異常な反応を調べてからでないと。」と落ち着いたことを言います。オーロラ姫の方が先走って、クーゴがひきとめるなんて、いつもと逆で、珍しいな、と思いました。

 姫がコックピットから去ろうとした時、クーゴが「姫、どちらへ。」と聞きます。とても丁寧な言葉遣いですね。クーゴは、後半ではかなり丁寧な言葉遣いになってきていますね。丁寧な感じのクーゴもとても好きです。この後のクーゴの「俺は誓う。姫への愛にかけて俺は誓う。・・・」のセリフも、大好きです。

 この後、ベラミスが登場し、ベラミスの剣で、光のモンスターは滅びます。この時のベラミスが言った「たった1日、いや1時間でもいい。平和な時にあなたに会いたかった。さようなら。ジャン・クーゴ。」は、本当に名セリフですね。小中学生の頃には、この言葉の味わいは、分かっていなかったと思います。今聞くと、かなりしみじみします。

 そして、ついにオーロラ姫一行は大王星に到着し、姫と3人の別れです。3人が大王星から帰る時に流れるオーロラ姫の言葉は、とてもいいです。3人が涙を流していて、それぞれに「姫。」と言いますが、こんなに短い「ひめ。」という呼びかけにも、3人の個性があらわれていて、とても印象的でした。

 これでスタージンガーは終わりではなく、キティ博士から、3人に「すぐに大王星に戻れ。」という指令が出て、3人は大王星に戻ります。

 

(第64話のタイトルコール 石丸博也)

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第65話「大変身!ジャン・クーゴ」

 第65話では、ギャラクシーエネルギーが届かないゴルゴア星系を救うため、オーロラ姫たちは、新しい旅に出かけます。

 ここから「スタージンガー2」になります。私は、スタージンガー2の話も好きです。大王星に到着するまでは、コスモス号がどの星に降り立つかは、姫たちの自由意志でしたが、これからは、どの星に降り立つかは前もって決まっています。それにあたってのストーリーの工夫もあって、面白かったです。誰がモンスターかは、分からないなどです。

 スタージンガー2をしていただいて良かったな、と思うのは、クーゴ、ハッカ、ジョーゴが、大王星から帰る時の気持ちを言葉にして、はっきりと語ってくれたことです。それを聞けたのは、とても良かったです。

 姫たちは、ゴルゴア星系のプレネ姫の身の上を、キティ博士から聞かされますが、その時に、ジョーゴが、「姫と同じような身の上ですね。」と言います。ジョーゴがこういうということは、ジョーゴは、すでに姫から姫の身の上を聞かされていたということですよね。このことに感心しました。

 第2話で、クーゴが姫に自分の身の上を語るシーンがありましたが、ハッカもジョーゴもそれぞれ姫に身の上を語っていたのでしょうね。

 あと印象に残ったセリフは、ジョーゴの「平和ってそう簡単にはこないものさ。」です。

 コスモス号が、ゴルゴア星系に出発する直前に、プレネ姫は亡くなります。この時の、バラの花びらの表現がとてもよかったです。花びらをにぎって、姫が「私はあなたに誓う。・・・」と言ったシーンは、とてもかっこよかったです。

 そして、コスモス号は、第1の星に行きます。クーゴが操縦していて、着陸した時に姫に「そんなにショックじゃなかったでしょう。」という声がやさしい感じで、好きです。クーゴのやさしさがあらわれていますね。


(第65話のタイトルコール 石丸博也)

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