第63話では、コスモス号は嵐を避けようとして、ある星に逃げ込みますが、その星は宇宙船のエネルギーを吸い取って生きている星でした。
私は、この回は、かなり好きです。敵は、まったく言葉を発しませんが、生きている感じがよく出ていて、好きなのです。
まず、クーゴがコスモス号を操縦していて、星に逃げ込みますが、吸い込まれたように感じたクーゴは、すぐにあたりを偵察に行きます。こういうところが、さすがだな、と思います。
そして、クーゴが宇宙船の墓場を見つけて、ジョーゴを呼びます。そして、コスモス号もはやく脱出しないと、墓場行きだと気がつき、コスモス号で、脱出しようとしますが、うまくいきません。
この時、ハッカが出て行きますが、こんなせっぱつまった時に、「姫にあいさつしてくるの忘れた。」と行って、コスモス号のコックピットに座っている姫に挨拶します。こういうところが、余裕がありすぎて、感心すると同時に、ちょっとあきれるぐらいです。でも、こういうちょっとぬけたような人は、必要だな、と思います。深刻になりすぎずにすみますから。
結局、3人がまわりに壁を吹き飛ばして、コスモス号は脱出できます。これで、もう一件落着かと思いきや、こなごなになったその星がまたコスモス号を取り囲みます。
この時の、オーロラ姫のセリフが名セリフだと思います。クーゴ「何て執念深いやつらなんだ。」オーロラ姫「生きるってそういうことなんですね。」
そして、オーロラ姫は、ギャラクシーエネルギーで道をあけさせます。これが最高にかっこいいです。いよいよ次回は、大王星に到着です。
(第63話のタイトルコール 杉山佳寿子)
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