第11話から第15話

第11話「地球へ急げ!スタークロー」

 第11話は、オーロラ姫が、キティ博士と交信している最中に、キティ博士の研究所にトラブルがおこったことが、分かったので、クーゴたちに、地球に行って欲しい、と頼む回です。マッド博士が登場します。

 冒頭から、マッド博士の登場です。「50年以上かけて作ったサタンバーズ」というセリフがありましたが、それなら、マッド博士は何歳なのだろう、と思ってしまいました。

 クーゴ、ハッカ、ジョーゴがトランプをしています。ここで、ハッカがクーゴからジョーカーをひいたシーンは、小さい頃に見ていた時の記憶にありました。このトランプのシーンは、けっこう長いのですよね。ジョーゴが計算機で計算したりしています。後半では、3人でトランプをするシーンは、ありませんから、前半のほのぼのとしたこういう感じが好きです。トランプのシーンを見ているだけで、楽しいです。

 それにしても、クーゴが地球に行くのは分かるのですが、ジョーゴまでも行く必要はなかったのではないかな、思いました。

 今見ると、ドッジ助教授が、「クーゴ、よく、マッド博士が作ったサタンバーズに勝ってくれた。」と涙をしているシーンがとても印象的です。


(第11話のタイトルコール 石丸博也)

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第12話「死ぬなよ!オーロラ姫」

 第12話は、オーロラ姫が死にかける回です。太陽の塊ソルゾーンを突破するために、クイーンコスモス号は、スーパーワープします。そのため、オーロラ姫が意識を失ってしまい、クーゴがキティ博士に相談し、ペナル星から、ペナルダイヤを持ってきます。

 小学生の頃に見ていた時、初期の頃の回の中では、私は、この回が一番印象に残っています。中学生の時に、第16話あたりから、再放送に出会いましたが、「オーロラ姫を生き返らせる回は、もう通り過ぎてしまったのかな。」と思っていました。

 この頃の記憶にあるのは、クーゴがペナルダイヤをオーロラ姫の額にのせても、オーロラ姫の様子が変わらないので、「今、何時だ。」と時計を見て、「5:10」で、「4時間を過ぎてる。10分もオーバーしてらあ。」と言うシーンです。

 時間は、きっちりと守らないといけないんだな、と強く思いました。そして、ダイヤを置いても何も変化がないなら、またこの後に、新しいことをするのかな、とドキドキしながら見ていました。時計の時刻がうつるのは、たしかこの回だけですよね。そのせいか、とても印象に残っています。

 今見ると、姫が死に掛けているこんな切迫した状況でありながら、クーゴたちは、どこか心のゆとりがあるのが、ある意味感心しました。例えば、クーゴが地球に到着した時、ドッジ助教授に、「鼻の頭に、赤いススがついていますよ。」とか、キティ博士と話している時にも、ドッジ助教授に、「上ばっかり見ていると・・・。」と言ったりしています。

 ペナルダイヤを持っているマズナ将軍とクーゴの会話も、楽しいというと変かもしれませんが、実際、とても面白いです。こういう心の余裕は、見習いたいです。

 それから、冒頭で、4人が汗をかきながら、食事をしているシーンですが、部屋の温度が40℃とは驚きですね。はっきりいって、35℃でも、相当暑いですよ。40℃と言えば、人間の体温より、高いです。普通に食事をしていられる状況でないように思います。

 この回は、繰り返して見たい好きな回です。


(第12話のタイトルコール 富田耕生)

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第13話「青星・黄星・なみだ星」

 第13話は、ギンギンマン初登場の回です。クーゴたちは、偶然、モンスター同士が戦争をしている真ん中の位置に、着陸してしまいます。その戦争をしかけていたのが、ギンギンマンでした。

 クーゴが、ギンギンマンの要塞に戦いを挑んでいって、スタークローから振り落とされてしまって、ハッカに受け取られるのですが、クーゴがこんな風になるのは、珍しいですね。

 この回は、タイトルのつけ方が、なかなか上手だな、と思いました。私なら、なんとつけていいものか、悩んでしまうところです。

(第13話のタイトルコール 富山敬)

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第14話「要塞惑星ギンギラ!」

 第14話は、オーロラ姫が、ギンギンマンの要塞につかまってしまい、クーゴ、ハッカ、ジョーゴが白旗をあげて、要塞にもぐりこむ回です。

 この回は、小さい頃の記憶としては、ジョーゴが計算機で計算して、白旗をあげたことを覚えているくらいで、かなり忘れていました。

 今、見直してみると、印象に残るセリフがけっこうありますね。オーロラ姫が捕らえられてしまって、クーゴが、「姫がつかまったんだぞ。命なんて惜しくねえやい。」と言います。「命なんて」という言葉が、はっきりと出ましたね。

 それから、クーゴがアストロボーをふりまわしている時に、「ホーー」という高い声が出たのも、この回が初めてだったのではないかな、と思います。

 最後の方で、オーロラ姫が、「あのモンスターたちの元の姿が見える。」と言った時、ジョーゴが「姫のやさしい心の中はよく見えるってことよ。」というセリフも好きです。このあたりのジョーゴは、かなり紳士的な話し方になってきていますね。


(第14話のタイトルコール 石丸博也)

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第15話「ブラックホール危機一髪!!」

 第15話はクイーンコスモス号は、ギンギンマンを追って、ゴラリ星に行き、ゴリバーたちと戦う回です。最後に、ギンギンマンは、ブラックホールに吸い込まれてしまいます。

 小さい頃に印象に残ったのは、なんといっても、ブラックホールがくるくると回っている絵です。当時は、ギンギンマンは、これで死んでしまったと思っていました。後の回で、ギンギンマンが、再登場した時には、驚きました。

 今、見返すと、ゴリバーがかなりのお笑いキャラで笑えます。今までは、ギャラクシーエネルギーの影響で、モンスターになってしまった相手が多く、モンスターといっても、どこかほのぼのとしていました。それが、ここで、ギンギンマンという、いかにも悪そうな本格的に強いモンスターがあらわれて、激しい戦いになるのかな、と思いきや、このゴリバーの話し方が、かなりお笑い系で、面白かったです。

 クーゴが「行くぞ。」と言うと、ゴリバーが「おいで。」と、その話し方が、ゆるやかで、これだけで笑えました。

 あと、私が好きなのは、クーゴが、「ドッジ助教授が作った宇宙図だから、間違ってる。」と話している途中に、ドッジ助教授からの通信が入り、クーゴは、それに気づかず、ペラペラと話していると、ハッカが、クーゴにちょっとちょっとという感じで、こづくのですが、クーゴが「気持ちよくのってんだから。」というところです。クーゴは、いつも気持ちよくおしゃべりしてるな、という感じなのですが、自ら「のっている。」と言っているのが、見ていて楽しかったです。

 

(第15話のタイトルコール 富田耕生)

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