第71話から第73話

第71話「光れ!苦しみの涙」

 第71話は、宇宙のごみが集まっているソルブルー星での話です。

 この回は、涙をテーマにしたお話です。姫たちが助けたソルブルー星から逃げてきた青年の涙、その青年の死を、星人たちに話した時の、星人たちの涙、などです。私は、この回もかなり好きです。この回は、全体的にクーゴの話し言葉がとても丁寧だったような印象があります。

 ソルブルー星の国王が、オーロラ姫たちに、「ゴミが集まる今の方がいい。」と言いましたが、なんだかもっともらしく聞こえてしまったのが、自分でも不思議でした。ものは、言いようですね。

 にせキティ博士まで、つくって、姫たちをだまして、このモンスターは手ごわいな、と思いました。

 この星で、クーゴたちは、祭りに誘われます。この時、クーゴたち4人は、一列に並んで食事をします。並び方は、向かって左から、オーロラ姫、クーゴ、ジョーゴ、ハッカです。4人が一直線に並ぶ図というのは、珍しいのではないかな、と思っていました。

 この時、クーゴが姫に「あの涙は、出すまいと必死にこらえたけど、出てしまったという涙だ。」と言うセリフが好きです。

 この回の山場は、超空間ボトルコースターに、ジョーゴとハッカが吸い込まれてしまい、それをクーゴと姫が助けるシーンです。

 本物のキティ博士が、コスモス号に通信してきてくれます。この通信の冒頭で、キティ博士は、今まで通信ができなかった理由を説明しますが、私は見ながら「そんな説明は後からした方が、いいのでは。」と思っていました。今は、時間があまりない、切羽つまった状態ですから。 

 この時、姫が「あと50秒で、ジョーゴさんとハッカさんは。」と言っていましたので、私は小学生の時、この時から、時計で50秒をはかっていました。アニメでは、同じ時刻に、こちらとあちらで起こっていることを、ずらしてシーンにしていますから、50秒限りのシーンになるわけではないのですが。

 でも、見ていて、クーゴが一度、アストロザンダーで姫をけがさせてしまい、「俺にはできねえ。」という叫ぶシーンは、興奮して、たいてい時計を見るのを、途中で忘れていたのでした。

 最後の方に出てくる、姫の「人は誰でも、弱い心を持っています。」と、クーゴの「涙ひとつ流せねえんじゃ、生きてる意味はねえよな。」は、名セリフですね。

(第71話のタイトルコール 石丸博也)

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第72話「大決戦!魔王ゴルガ」

 第72話では、コスモス号は、魔王ゴルガがいる星に乗り込みますが、クーゴのアストロボーを奪われてしまいます。

 この回では、またもクーゴのアストロボーが、敵に奪われてしまいます。大王星に到着するまでは、クーゴたちの武器が奪われるということは、全然ありませんでした。レンファ星の死の谷で、武器が使えない状態になることはありましたが。パート2になってからは、よく武器が奪われますね。

 実際に、武器を奪われてしまうと、クーゴたちが持っている武器は、意外と少ないんだな、と感じます。

 クーゴの武器を奪い去ったモンスターの光が消えた方向と同じ方向に、敵のあじとがあるのを、クーゴたちが見て、軽く見られたな、と言うところは、本当にそうだな、と思ってしまいました。

 姫が、アストロボーをとりかえす行動に出たのは、姫は勇気があるな、と感心してしました。


(第72話のタイトルコール 富田耕生)

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第73話「さらば姫!わが友よ」

 第73話は、ついにスタージンガーの本当の最終回です。クーゴたちは、ゴルゴア星系を平和にして、オーロラ姫とも、お別れします。

 この回は、なんといっても、最後にクーゴがひとり、大王星の近くの星に降りて、昔を回想しながら、姫に「好きだよー。」と叫ぶシーンが涙なしには、見られないのです。回想シーンには、いろいろなシーンが登場しますが、本放送で見ていたときには、オーロラ姫が、笑って急にコスモス号のブレーキをかけてしまうシーンが、何話か分かりませんでした。これが、第8話だったのですね。

 このほかの回想シーンは、第1話で、クーゴがオーロラ姫と初めて出会ったシーン、クーゴがオーロラ姫にキスするシーンなどです。ここの回想シーンにかかっていたバックミュージックも、印象的です。

 このシーンがあまりにも、強烈な印象のため、私は、ドッジ助教授が、ガスの層を取り除くために、爆弾をうちこんで、皆に死んだと思われていたシーンは、すっかり忘れていました。

 本放送の時には、またギャラクシーエネルギーが届かない場所に行くために、誰かがクーゴたちを呼んでくれないかな、と思っていました。でも、キティ博士も一緒ですし、もう呼んでくれる人がいないのですよね。

 最後に、友情のマークがうつって、「おわり」と画面に表示された時には、本当にスタージンガーが終わったんだ、と思って、本当に悲しかったことを覚えています。


 そして、スタージンガーの感想も、なんとか最終回まで、書くことができました。30年前のあの時には、スタージンガーのDVDがこうして手に入るとは、もちろん思っていませんでした。インターネットももちろん存在しない時代でしたから、こんな風に、スタージンガーの感想をインターネット上に書くなんて、想像できませんでした。

 スタージンガーのDVDが発売されたおかげで、私のこれからの人生は、ずっとスタージンガーと一緒にいられます。とても嬉しいです。スタージンガーをご覧になったことがない方には、ぜひご覧いただきたいです。


(第73話のタイトルコール 石丸博也)

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