第71話は、宇宙のごみが集まっているソルブルー星での話です。
この回は、涙をテーマにしたお話です。姫たちが助けたソルブルー星から逃げてきた青年の涙、その青年の死を、星人たちに話した時の、星人たちの涙、などです。私は、この回もかなり好きです。この回は、全体的にクーゴの話し言葉がとても丁寧だったような印象があります。
ソルブルー星の国王が、オーロラ姫たちに、「ゴミが集まる今の方がいい。」と言いましたが、なんだかもっともらしく聞こえてしまったのが、自分でも不思議でした。ものは、言いようですね。
にせキティ博士まで、つくって、姫たちをだまして、このモンスターは手ごわいな、と思いました。
この星で、クーゴたちは、祭りに誘われます。この時、クーゴたち4人は、一列に並んで食事をします。並び方は、向かって左から、オーロラ姫、クーゴ、ジョーゴ、ハッカです。4人が一直線に並ぶ図というのは、珍しいのではないかな、と思っていました。
この時、クーゴが姫に「あの涙は、出すまいと必死にこらえたけど、出てしまったという涙だ。」と言うセリフが好きです。
この回の山場は、超空間ボトルコースターに、ジョーゴとハッカが吸い込まれてしまい、それをクーゴと姫が助けるシーンです。
本物のキティ博士が、コスモス号に通信してきてくれます。この通信の冒頭で、キティ博士は、今まで通信ができなかった理由を説明しますが、私は見ながら「そんな説明は後からした方が、いいのでは。」と思っていました。今は、時間があまりない、切羽つまった状態ですから。
この時、姫が「あと50秒で、ジョーゴさんとハッカさんは。」と言っていましたので、私は小学生の時、この時から、時計で50秒をはかっていました。アニメでは、同じ時刻に、こちらとあちらで起こっていることを、ずらしてシーンにしていますから、50秒限りのシーンになるわけではないのですが。
でも、見ていて、クーゴが一度、アストロザンダーで姫をけがさせてしまい、「俺にはできねえ。」という叫ぶシーンは、興奮して、たいてい時計を見るのを、途中で忘れていたのでした。
最後の方に出てくる、姫の「人は誰でも、弱い心を持っています。」と、クーゴの「涙ひとつ流せねえんじゃ、生きてる意味はねえよな。」は、名セリフですね。
(第71話のタイトルコール 石丸博也)
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