第38話は、犬型モンスターのヘルドーベルに、オーロラ姫がさらわれそうになりますが、クーゴが磁力マシンを破壊したため、星が爆発しそうになるのを、ヘルドーベルとクーゴたちが、一緒になって防いだ回です。
私は、20代の時に偶然、再放送を見つけたときは、たしかこの回から見たと思います。小中学生の頃は、いきなり冒頭から、クーゴたち4人のそっくりなロボットが登場して、ヘルドーベルにやっつけられてしまいますので、そのことにびっくりという感じでした。
でも、20代の時に見たときには、名セリフがあって、脚本も素晴らしいな、と思いました。
この回で、感動した名セリフの数々です。
ドクド星が爆発しそうになって、ヘルドーベルたちを助けたいと申し出たオーロラ姫が、「姫だけでも、コスモス号に乗って、逃げてください。」と言われた時に、
「ひとつの星を救うことができない者が、どうして多くの星を救うことができましょう。私もとどまります。」
地下にあるマシンを破壊すれば、ドクド星が助かることが分かり、クーゴがそのマシンを破壊することを手伝っている時に、
「犬だって命をかけて、自分の星を守ろうとしてるんだ。」
私は、「命をかけて」という言葉がとても好きなのです。
最後に、犬たちが、クーゴたちに感謝して吠えているシーンも、とても好きです。クーゴが涙で、「よかったな。本当によかった。」というところも、しみじみとした雰囲気が最高でした。
それにしても、キャプテン・ガリアは、ヘルドーベルを見捨てて、最後はベラミスに殺されて、ほとんどいいところなしのキャラクターだったな、と思います。
(第38話のタイトルコール 富田耕生)
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