「スタージンガー」アメリカ版ビデオを、アメリカのアマゾンで注文しました。予想していたよりも早く届き(*)、2008年4月2日に到着しました。すぐに見ました。4月2日は、30年前に、スタージンガーの第1話が放送された日です。その日から30年経過した今、アメリカ版のビデオを見ているとは、感慨深いです。
このビデオには、第1話「飛べ!オーロラ姫」と、第2話「宇宙で一番の暴れん坊」が入っていました。英語タイトルは、第1話が、"AURORA ACCEPTS THE CHALLENGE"第2話が、"THE INVINCIBLE WARRIOR"となっています。英語音声です。
声優さんが違うと、絵が同じでも、印象がかなり変わります。アメリカ版のキティ博士は、かなりお年を召した印象です。ドッジ助教授は、昔のゲゲゲの鬼太郎の目玉おやじのような感じです。要するに、声が高いです。オーロラ姫は、まあまあ日本語版に近い方かな、と思います。クーゴは、アメリカ版では、名前が「ジェシー・ダート」になっていて、オーロラ姫は、「ジェシー」と呼んでいます。クーゴのアメリカ版の声優さんは、繊細な感じです。
武器の名前も、アメリカ版は違うところがあります。「アストロボー」は「アストロ バット」、「バイザービーム」は「アストロソード」、「アイアンキッター」は「アストロトーチ」、「アストロザンダー」は、そのまま「アストロザンダー」です。
でも、同じアストロザンダーでも、日本語と英語では、イントネーションが違うので、かなり違った印象になっています。
呼びかけ方ですが、キティ博士は、"Empress"で、ドッジ助教授は、"Professor"です。日本語では、クーゴが、ドッジ助教授に、「ドジ助教授、と呼んで、『ドジじゃなくて、ドッジだ。』」と言うシーンは、何回もありましたが、英語音声では、このシーンは、どのように処理しているのでしょうね。
セリフは、日本語版とほぼ同じ意味のことを言っていますが、多少違う部分もあります。
例えば、第2話で、クーゴが地球に帰った時に、ドッジ助教授がクーゴに説教していますが、その時に、クーゴは分身でその場を逃れます。そして、クーゴが扉の外で、「自分でつくっておいて、分身に気がつかないなんて。」と日本版では、言いますが、このシーンは、アメリカ版では、クーゴ(英語名はジェシー)は、ただ笑っているだけです。
それから、第2話では、カットされているシーンが、けっこうありました。第2話でクーゴが自分の身の上を話すシーンがありますが、そこで、クーゴが崖から跳び込むシーンがカットです。私は、このシーンは、強烈に印象に残っていたのですが。
それから、「ロケット格納庫」という日本語がうつっているシーンでは、この日本語の文字がうつらない絵になっていました。そして、クーゴが「スクラップなら、スクラップらしく・・・」と言うシーンから、オーロラ姫が、「あなたが怒るのは当然ですわ。」と言い、クーゴが、オーロラ姫の同意を喜ぶまでのシーンは、カットです。このシーンは、かなりいいシーンと思っているのに、残念です。
第2話でこれだけカットになっているというのは、時間の問題なのでしょうか。それなら、第1話でも、カットになっているシーンがあったのでしょうか。一通り見た時には、気が付きませんでした。
それから、オープニングとエンディングは、スタージンガーIIのものです。歌はなしで、楽器のみの音楽です。
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(*)アメリカのアマゾンで中古品を注文した場合、発送から到着までの時間はまちまちです。今回は、10日くらいで到着しました。今までの私の経験では、40日くらいかかったことも、2回くらいあります。一番速かったのは、7日での到着です。
(2008年11月2日追記)
第1話のカットシーンを確認するために、アメリカ版ビデオを、見直しました。
まず、オリジナルでは、冒頭に宇宙の絵を背景に、「飛べ!オーロラ姫」という文字がうつりますが、アメリカ版ビデオでは、この宇宙の絵がありません。ですから、タイトルは、オーロラ姫がキティ博士と一緒にスクリーンを見ている時に、スクリーンの絵にうつります。タイトルを声には出して言ってくれません。
カットされているのは、キティ博士が冒頭でモンスターの説明をしているシーンが、ところどころでした。