第1話「飛べ!オーロラ姫」
本放送の時、私は、小学生で、第1話から完璧に見ています。ストーリーは、タイトルに「SF西遊記」とあるように、西遊記の話ですので、全体像は、1話で、すぐに分かりました。要するに、オーロラ姫が、ギャラクシーエネルギーを復活させるために、クーゴ、ハッカ、ジョーゴをお供に大王星を目指すということです。オープニングの歌、エンディングの歌と、絵を見ると、すぐにストーリーが分かるのがいいところです。
私は、第1話から第15話あたりまでは、本放送を見て以来、30年ぶりに、DVDで見ました。
小学生の頃に見ていて、覚えていたのは、キティ博士がオーロラ姫に、ギャラクシーエネルギーを復活させる力を持っているのは、「それはあなたです。」と言うシーン、それから、月にいるクーゴが、オーロラ姫と、初めて会うシーンです。
クーゴがオーロラ姫と初めて会うシーンは、最終回での回想シーンにも、登場していましたので、それで、記憶にあるのかもしれません。
今、DVDで、見返すと、月で、倒れたオーロラ姫をクーゴが、抱き起こした時に、ふたりの顔がかなり近づきますが、これがなかなか色っぽいな、と思いました。
DVDで、今見て、クイーンコスモス号の警報ブザーの音が鳴った時に、「そうそうこの音」と、とても懐かしくなりました。
(第1話のタイトルコール 富山敬)
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第2話「宇宙で一番の暴れん坊」
第2話では、クーゴがいきなり、地球に帰ってしまいます。オーロラ姫が、「殺してはいけません。」と言うことに、納得がいかなかったためです。
私は、クーゴが地球に帰ってしまったことは、全然覚えていませんでした。だから、びっくりしました。覚えていたのは、クーゴが、オーロラ姫に、自分の生い立ちを語る中で、クーゴが水の中を、星の形をした輪っかの中をくぐっていたシーンと、がけから、ひもをつけて飛び込んで、地面すれすれで止まったシーンです。
今、見て、まず驚いたのは、オーロラ姫の年齢です。18歳だったのですね。小学生の頃に見ていたときは、オーロラ姫は、25、6歳だと思っていました。18歳で、「殺してはいけません。」という信念がこれだけしっかりとしているというのは、たいしたものだと思います。育ててくれたキティ博士の影響も強いのでしょうけれど。
あと、クーゴがオーロラ姫に、自分の身の上を話している時に、「ロケット格納庫なんて、スクラップ置き場と同じだったんだ。」と言うシーンで見せるクーゴのさびしそうな表情や、オーロラ姫に「あなたの気持ち、分かりますわ。」と言われて嬉しそうにするクーゴの表情の絵が、なかなかいいな、と思いました。
それにしても、クーゴは、リンゴを食べるシーンが多いですね。クーゴのカラーの赤と共通しているからでしょうか。
(第2話のタイトルコール 石丸博也)
第3話「おれも男だ!姫のため」
この回は、ハッカが、オーロラ姫一行の仲間に加わる話です。見ている私たちは、オープニングを見ていて、ハッカは仲間だということがわかっていますので、その人とクーゴが戦うというのが、面白いです。
小学生の時の記憶にあるのは、クーゴが、金の輪をオーロラ姫からもらうシーンです。クーゴが「きれいだな。」と言っているシーンは、よく覚えています。
ハッカが、クイーンコスモス号の中に入ってきていたとは、全然覚えていませんでした。
今見ると、クーゴがオーロラ姫から、「あの人と話し合ってきてください。」と言われた時に、クーゴのヘルメットに、足がはまってしまい、なかなかとれずにいた時に、スポッとぬけて「あっ、とれた。」と言うところが、かわいく思います。
(第3話のタイトルコール 富田耕生)
第4話「夢を求める冒険野郎!」
第4話は、ジョーゴが、オーロラ姫たちと一緒に大王星に行くことになる話です。
ジョーゴは、クーゴたちからさそわれるのではなく、自分から「大王星に連れて行け」と言ったことを、よく覚えています。その時、ジョーゴがとりだした計算機の印象も強いです。
それにしても、ジョーゴは、この時も含め、最初の頃は、話し方が、紳士という感じではないですね。べらんめえ調といいますか、そんな感じで、後半を集中して見た後に、この頃に戻って見ると、その違いを、はっきりと感じます。
オーロラ姫が、ジョーゴの戦いぶりを見ていて、「この人が3番目の人になるかもしれない。」と言って、目がキラリと光りますが、私は、小さい頃、この目がキラリと光るのは、どうしたら、自分の目も光るのかと、考えていたことを思い出します。アニメでは、よく目に、キラリと星が入っていたのです。
今、見直して、印象に残ったセリフは、クーゴが、ジョーゴに言った「さんざん戦ったのに、弱点も知らねえのかい。」です。たしかに、弱点が分かっていないということは、ボーッと戦っていたことになりますからね。
(第4話のタイトルコール 富山敬)
第5話「胸に輝け!友情の星」
第5話は、水晶のモンスターに、オーロラ姫がつかまって、クーゴが、地球に戻って、ファイアーオークスをキティ博士から受け取る回です。
この回で、覚えていたのは、クーゴが柱をアストロボーで壊していた時に、オーロラ姫がテレパシーを使ったシーンと、ハッカがクーゴに向かって、手を交差させたシーンです。ハッカは、いつも笑わせてくれるな、と思っていました。
今見ると、3人の関係が、ギクシャクしているのがよく分かります。後半のチームワークが完全にできている頃からすると、考えられないくらいです。
あとは、クーゴがファイアーオークスを発射する時に、「ファイアーオークス発射」と叫んでくれるのが、なんとなく嬉しかったです。
そして、「友情は武器よりも強し」という名言が出ます。今は、「友情」を語るようなアニメや、ドラマが少なくなっているような気がします。昔は、「友情」をテーマにしたお話が多かったのですよね。
(第5話のタイトルコール 杉山佳寿子)