第6話から第10話

第6話「強い味方のアストロ棒」

 第6話は、スペースアパッチが攻めてきて、最後には、クーゴが基地の星も、攻撃します。クーゴのアストロボーの紹介の回です。

 この回で覚えていたのは、クーゴが、エネルギーポリマーの柱を抜いたシーンです。この絵は、かなり印象強く覚えていました。

 今見て、やや驚いたのは、クーゴ、ハッカ、ジョーゴの姫に対する想いを、ジョーゴの計算機で計算しようとしていたことです。実際には、計算しなくて、正解だったと思いますが、本当に計算していたら、どんな答えが出たのでしょうか。

 ひとりだけが表示されたら、他のふたりが怒ってしまうと思いますから、「?」と出たのかな、とか考えてしまいます。

 オーロラ姫が、ハッカに「友情の星を忘れないで下さいね。」と言ったのも、印象に残りました。やはり、3人の男がひとりの女性を好きになっていたら、普通は争いになりますからね。


(第6話のタイトルコール 石丸博也)

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第7話「男ハッカの大活躍!」

 第7話は、タンタル星から、SOSがきて、クーゴとハッカが出かける回です。モンスターは、王冠についていたコウモリの紋章です。

 この回は、小学生の頃に、覚えていたシーンは、まったくありませんでした。まったく覚えていないというのは、珍しいのですが、本当に何も覚えていませんでした。

 今見ると、この回は、かなりお笑い色が強いですね。モンスターのスペース・サタンの声が、八奈見乗児さんですし、ちょっと間抜けなモンスターで、こうもりミサイルなんて登場して、タイムボカンを思い出してしまいました。

 普通、「3号機がおかしくなった。」と言って、中を見て違うと思ったら、その時点で、何かすると思うのですよね。それを何もせずに、他に侵入者(ジョーゴ)が来たからといって、そちらの方に行ってしまうとは、ぬけてるな、と思いました。

 あと、印象に残ったのが、SOSが届いた時のクーゴの反応です。「見捨てておいた方がいいんじゃないですか。」と言います。第43話「愛をこめて姫を撃て!」でも、SOSがきますが、その時のクーゴの反応は、この7話の時と、完全に変わっていました。43話では、「助けを求める者がいたら助ける。それが優しい思いやりってもんじゃないのか。」と言います。クーゴの変化に感心します。


(第7話のタイトルコール 富田耕生)

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第8話「悪夢のバリバリゾーン」

 第8話は、バリバリエネルギーのために、悪口が聞こえてきて、けんかをしだすという回です。ジョーゴだけがまともで、クーゴとハッカは、お互いにけんかするだけではなく、クイーンコスモス号も攻撃しようとします。

 覚えていたのは、最後にハッカの目の色が戻るシーンと、ジョーゴが計算機で計算して、30、29、28と数字が出るシーン、クーゴがジョーゴに、「どのくらい目を閉じてりゃいいんだ」と言うシーンです。

 この回は、かなり面白い回ということで、有名な回です。たしかに面白いですが、私は、それほど印象が強くありませんでした。小学生の頃には、「おかちめんこ」という言葉の意味が分からなかったのではないかな、と思います。第1話でも、クーゴがキティ博士に「おかちめんこ」と言うシーンがありますが、今は「おかちめんこ」という言葉は、あまり使わないですよね。

 今見て、一番印象に残ったのは、クーゴがジョーゴから、「お前もついさっきまでそう(オレを襲ってた)だったんだよ。」と言われて、すぐに「オーロラ姫も見てたのかい。」と反応したことです。クーゴは、いつでも姫のことを想っているんだな、と思いました。

 ジョーゴが、カッパーミサイルのボタンを押しかけて、押せなかった絵がうつっていましたが、カッパーミサイルのボタンがうつったのは、この時だけではないかな、と思いました。

 あとは、モンスターの声が野田圭一さんですね。野田さんは、善でも悪でも、かっこいい感じの役が多いので、この回では、とても面白いおどけた感じで、珍しいですね。
 

(第8話のタイトルコール 富山敬)

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第9話「まぼろしの星は消えた」

 第9話は、クイーンコスモス号が、3日間も、何もない真っ暗な宇宙を飛んでいるので、クーゴたちが、姫をなんとかなぐさめたいと思っている回です。希望という名の、エスペランス星へ向かいますが、そこは、希望とはほど遠いイメージの星になっていました。

 私は、この回は、小学生の頃に見た時の記憶は、ほとんどありません。

 今見ると、冒頭あたりで、クーゴとジョーゴが、一生懸命、姫をなぐさめようとしているのが、印象的だな、という感じです。

 話は、少し変わりますが、私は、毎回、次回予告で、石丸博也さんがナレーションされているのが、とても好きでした。最後に必ず「見てくれよ!」と言うのが、気に入っていました。

 「スタージンガー」は、冒頭に、タイトルの文字が出る時に、声に出して言ってくれるところも好きで、次回予告で石丸博也さんが言うのと、冒頭で違う声優さんが言うのでは、同じタイトルでも、イメージが変わるな、と面白く聞いています。


(第9話のタイトルコール 杉山佳寿子)

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第10話「希望という名の星」

 第10話は、9話の最後にオーロラ姫が突然消えてしまい、クーゴたちは、あわてて姫を探しに行きます。そこで、姫を返してもらうのと引き換えに、化石モンスターを倒すことになります。

 この回は、小さい頃に見ていた時には、この星の人が、トランプのような顔をしていたのは、なんとなく記憶にあります。あと、覚えていたのは、最後のあたりで、ハッカが、「それってお面じゃなかったの。」と言うところです。笑ってはいけないとは、思いながら、なんだかおかしくて、笑ってしまいました。

 今見ると、クーゴたちが、化石モンスターを倒して一件落着ではなく、エスペランス星の姫、ノバの心の内が見えるところが、いいな、と思いました。

 ベンが言った「姿は変わっても、心までは変わっていないはず。」は、いいセリフですね。

 一番最後に、クーゴたちが、「どちらが美しい姫かな。」と話しているところに、オーロラ姫が入ってきて、「皆さんで楽しそうに何のお話?」と、言うところも、好きです。


(第10話のタイトルコール 杉山佳寿子)

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