第66話「妖怪!戦えオーロラ姫」
第66話では、作物は豊かに実っているのに、住んでいる人たちは、やせ細っているバビレン星でのお話です。クーゴたちは、武器をモンスターに奪われ、オーロラ姫までさらわれてしまいます。
この回は、タイトルにまで「!戦えオーロラ姫」となっている通り、姫が初めてギャラクシーブーメランを使います。姫がギャラクシーブーメランを使うシーンには、かなり驚きでした。
冒頭のシーンで、姫がコスモス号の後ろの席に座っていますが、これは珍しいのではないでしょうか。いつも前に座っていますので。
クーゴたちは、武器を奪われて、クーゴが大王星に武器を借りにいきますので、けっこう深刻なはずなのに、3人の会話がけっこう面白いですし、クーゴとドッジ助教授のやりとりも、楽しかったです。
ハッカの冒頭の「ドン・ハッカさまの辞書には、油断という文字はない。」には、笑いをこらいきれませんでした。でも、ハッカはこの回で初めて、スターブードに飛んで乗り込むのを、頭をぶつけずに成功するのですよね。「失敗すると思ったでしょう。」というセリフは、私の気持ちを言い当てられて、小学生の頃に見ていたときには、びっくりしてしまいました。
(第66話のタイトルコール 富山敬)
SF西遊記 スタージンガーVol.6 2枚組DVD(第61話から第73話)
SF西遊記スタージンガー 第66話 妖怪! 闘えオーロラ姫 ダウンロード
第67話「無惨!涙の奴隷星」
第67話では、同じアムル星人たち同士が、妖怪に洗脳されて、戦争をしています。
スタージンガー2では、最初から降り立つ星が決まっていますので、着陸する時から、星の様子をじっくりといつも見ていますね。この回でも、着陸しやすい場所を探そうというシーンから始まっています。
この回では、クーゴがオーロラ姫に強い言葉でせまるシーンがとても印象的でした。今までも、オーロラ姫が「どれだけ悲しいことを見なければならないのでしょう。」と言うシーンは、ありましたが、クーゴがこんなに強い調子でオーロラ姫に、言葉を投げかけるシーンはありませんでした。
でも、それに対するオーロラ姫の言葉がかっこよかったです。「悲しんではいけませんか。あまりにも悲しいことは、信じたくないと思ったんです。でも、悲しみをこえて、戦います。」
クーゴがブラダに後ろからうたれて、気を失うシーンがありますが、クーゴがこんなにあっさりと、気をうしなうなんてちょっと信じられないです。ここが少し不満でした。
この回の見せ場は、親子なのに殺しあうブラダとブラドを、クーゴが制止するシーンでしょう。クーゴの「俺には、親がねえ。だが、親と子が素敵なものだってことは、知ってるよ。痛いほど知ってるんだ。モンスターに負けねえぐらい強く、素敵なもの、それが親と子じゃねえのか。」は、ぐっとせまってきました。
(第67話のタイトルコール 杉山佳寿子)
SF西遊記 スタージンガーVol.6 2枚組DVD(第61話から第73話)
SF西遊記スタージンガー 第67話 無残! 涙の奴隷星 ダウンロード
第68話「許せない小悪魔」
第68話では、クーゴたちが、星に着陸した時、子供たちがひとりも出迎えに来ませんでした。モンスターが、子供から生命エネルギーをとるために、子供をひとところに集めて、いいものを食べさせていました。
本放送当時、この回から、ビデオにとりましたので、絵の印象が強烈に残っています。絵がこちらに向かってくるエネルギーを感じます。
この回は、ハッカが大活躍です。この星に降り立った時、「この星にはモンスターはいない。」と、言葉を発しないまま主張する星人たちを見て、オーロラ姫は、「それではこの星には長居は、無用ですね。」と帰りかけます。オーロラ姫は、ずいぶんあっさりしているな、と思いましたが、でも、実際、この星の風景はきれいなのですよね。
その時、ハッカが、「子供がひとりもいないもん。こういう時は、子供が真っ先に飛び出してくるもんだぜ。」と言って、クーゴたちは、子供がいる建物に向かいます。
シーンがさかのぼりますが、コスモス号が星に着陸して、クーゴが自己紹介をする時に、「こちらがオーロラ姫、きれいでしょ。」と言いますが、この口調が私は、なんだか好きです。
(第68話のタイトルコール 富田耕生)
SF西遊記 スタージンガーVol.6 2枚組DVD(第61話から第73話)
SF西遊記スタージンガー 第68話 許せない小悪魔 ダウンロード
第69話「愛の星は悲しみの星」
第69話では、星人たちが、ソフランの谷にたてこもって、モンスターと戦っています。ソフランの谷にたてこもっているのがモンスターだと、モンスターがオーロラ姫たちにウソを言い、最初クーゴたちは、だまされてしまいます。
私は、この回は、かなり好きです。クーゴがアンドラに心を向けます。クーゴがオーロラ姫以外の女性にこんなに心を向けるのは、今までなら、考えられなかったのですが、クーゴとアンドラのシーンは、なかなか素敵でした。
アンドラが、クーゴに自分の話をするシーンは、ラブシーンといっていいでしょう、というぐらい雰囲気があります。
クーゴがスタークロに乗っている時に、アンドラがクーゴに、「私のこと分かりませんか。」と、声をかけたシーンでは、空は明るかったのに、次のシーンでは、もう暗くなっていました。それだけ長い時間、ふたりは話し込んでいたということですよね。
アンドラがクーゴに、「あなたは父に似ています。荒っぽいけど、優しくて。」とか、ドキドキするセリフがあります。アンドラの手に、クーゴが手をのせるシーンがありますが、この手をのせるところは、DVDで見て初めて気が付きました。どうして、今まで気が付かなかったのだろうと思います。クーゴとアンドラのシルエットシーンも、恋人同士の雰囲気でした。
そして、アンドラはモンスターによって、殺されてしまいます。
アンドラのお墓の前で、クーゴは涙を流していて、コスモス号が星を去るときにも、クーゴはコスモス号の外に立って、星を見つめながら、涙を流しています。この涙を流している時には、セリフがありませんでした。何かクーゴの言葉を聞きたかったような気がします。といっても、どんな言葉を発すればいいのか、私も思いつきませんが。
この回では、最初モンスターが姫たちをだましています。それをみやぶるジョーゴは、さすがだな、と思いました。
(第69話のタイトルコール 杉山佳寿子)
SF西遊記 スタージンガーVol.6 2枚組DVD(第61話から第73話)
SF西遊記スタージンガー 第69話 愛の星は悲しみの星 ダウンロード
第70話「クーゴ対偽クーゴ」
第70話では、偽者のクーゴがスパレタ星を襲い、本物のクーゴがスパレタ星に到着した時には、クーゴは、星人たちに襲撃されてしまいます。
この回は、クーゴと偽クーゴがいるので、石丸博也さんの出番がものすごく多いので、好きです。
一番見せ場のシーンは、クーゴが偽者のクーゴを捕まえてくる、と言った時に、ジョーゴが、「私が人質になりましょう。」と言うシーンと、王様がジョーゴを信じると言ったシーンだと思います。
ジョーゴが、「俺の命、お前にあずけたぞ。」と、クーゴをじっと見ているシーンは、かっこいいな、と思いました。
その後、王様が「あなたを信じよう。自らの命をかけて、友の証を立てようする気高い心の持ち主がモンスターであるはずがない。」と言うところも、大好きです。
アストロ変身をしたクーゴと偽クーゴが戦っている時に、どちらが本物か分からなくなった状態になり、ジョーゴが「その建物の中には、子供がいるぞ。」と叫んだのには、うまい方法だな、と感心してしまいました。
(第70話のタイトルコール 富山敬)
SF西遊記 スタージンガーVol.6 2枚組DVD(第61話から第73話)
SF西遊記スタージンガー 第70話 クーゴ対偽クーゴ ダウンロード