第69話では、星人たちが、ソフランの谷にたてこもって、モンスターと戦っています。ソフランの谷にたてこもっているのがモンスターだと、モンスターがオーロラ姫たちにウソを言い、最初クーゴたちは、だまされてしまいます。
私は、この回は、かなり好きです。クーゴがアンドラに心を向けます。クーゴがオーロラ姫以外の女性にこんなに心を向けるのは、今までなら、考えられなかったのですが、クーゴとアンドラのシーンは、なかなか素敵でした。
アンドラが、クーゴに自分の話をするシーンは、ラブシーンといっていいでしょう、というぐらい雰囲気があります。
クーゴがスタークロに乗っている時に、アンドラがクーゴに、「私のこと分かりませんか。」と、声をかけたシーンでは、空は明るかったのに、次のシーンでは、もう暗くなっていました。それだけ長い時間、ふたりは話し込んでいたということですよね。
アンドラがクーゴに、「あなたは父に似ています。荒っぽいけど、優しくて。」とか、ドキドキするセリフがあります。アンドラの手に、クーゴが手をのせるシーンがありますが、この手をのせるところは、DVDで見て初めて気が付きました。どうして、今まで気が付かなかったのだろうと思います。クーゴとアンドラのシルエットシーンも、恋人同士の雰囲気でした。
そして、アンドラはモンスターによって、殺されてしまいます。
アンドラのお墓の前で、クーゴは涙を流していて、コスモス号が星を去るときにも、クーゴはコスモス号の外に立って、星を見つめながら、涙を流しています。この涙を流している時には、セリフがありませんでした。何かクーゴの言葉を聞きたかったような気がします。といっても、どんな言葉を発すればいいのか、私も思いつきませんが。
この回では、最初モンスターが姫たちをだましています。それをみやぶるジョーゴは、さすがだな、と思いました。
(第69話のタイトルコール 杉山佳寿子)
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